VDRAWでキャラの腕が頭に埋まる問題の直し方
あけましておめでとうございます。おぐらです。
VDRAWは身長150cmくらいのアバターをデフォルトとして制作していますので、VRChatで使われているような低身長なアバターや、SDキャラのような頭身の低いアバターなどをVDRAWで読み込むとアバターの手がモニターの上部まで届かず、腕が頭に埋まることがよくあります。
右下のワイプを見るとよく分かりますが、腕が頭に埋まっていますね。
モデルによってはもっと露骨に埋まります。
この現象の原因は、使っているアバターの身長に対してVDRAW内のモニターが大きすぎる&高すぎることです。
「小さいアバター向け設定」に設定し、モデルを再読み込みする
身長が低いアバター向けに、モニターの位置や大きさ、カメラ位置などを調整したプリセットが用意されています。
これを適用すると、↓このようなアングルになります。
見え方がデフォルトとほぼ変わりませんが、モニターが小さくなって低い位置に、カメラはズームさせた状態になっています。
モデルによってはこれでも手の位置がおかしいことがあるので、一度トップ画面に戻り、VRMを再読み込みしてください。
多くのモデルはこれで解決すると思われますが、SDキャラなどの頭身が低いアバターの場合は小さいアバター向け設定にしてもまだ破綻することがあります。
SDキャラの時の対処法
SDとーこちゃん(© Unity Technologies Japan/UCL)を例に出します。
こちらは2.5頭身くらいの極端なSDキャラなので、小さいアバター向け設定にしてもまだ腕が頭に埋まります。
ここからはアバターごとに見た目の調整をすることになるので、各自でアバターに合った設定を探してください。
以下、SDとーこちゃん向けの設定を紹介します。(「小さいアバター向け設定」適用後)
【モニター設定】
・モニターの高さを 0.60
にする
【カメラ設定】
・メインカメラの高さを 0.60
にする
【アバター設定】
・ペンと身体の位置関係のYを 0.15
にする
・身体の向きを -30
にする
最後にトップに戻り、VRMの再読み込みをしてください。(またはペン先をカーソル位置に合わせるボタンを5回くらいクリックしてください)
これでそれなりに見られる画面は作れるかと思います。
まだ手にペンが埋まったりしていますが、その辺りは個人で設定していただけると幸いです。
設定の保存
調整が終わったら、設定ファイルを書き出しておきましょう。
スタイル選択画面で、現在の設定をファイルに書き出すことができます。
書き出した設定ファイルは、同じ画面の「Json読み込み」から読み込めます。