VDRAWの動作を軽くするには?
こんにちはおぐらです。
今回はVDRAWが重くてOBSやゲームを同時に起動すると重くて無理!となってしまった方向けの記事です。
モニターの映像のカクつきを減らす
ウインドウキャプチャを使っていると、負荷が大きくモニターの映像がカクつきやすいです。
これは、ウインドウキャプチャのモードを変更することでカクつきを少なくすることができます。
デフォルトの設定では「Print Window」になっていますが、ここを「Bit Blt」にするとモニターの描画負荷が軽くなります。
ただし、Bit BltモードはGoogle Chromeなどの一部のアプリケーションはうまくキャプチャできないことがあるので注意してください。
逆に、Print Windowモードでモニターにうまく映らないアプリケーションもありますので、その時はBit Bltモードにしてください。
また、デスクトップ全体を映す「Desktop (Recommended)」を使う方がウインドウキャプチャよりも負荷が軽いです。
他のウインドウが映り込むリスクはありますが、PCのモニターの数に余裕があり、他のウインドウが映り込む心配がない場合はこちらがおすすめです。
表示範囲のクリッピングとあわせて使ってみて下さい。
設定メニューの「システム/その他」で負荷を下げる
VDRAWのシステム/その他のタブの中に、「クオリティ設定」という項目があります。
ここで、VDRAWの描画品質を変えることができます。
初期設定ではそこそこ負荷が高い設定になっているので、思い切って「Very Low」にしてみたり、
フレームレートや解像度を下げたりしてみましょう。
設定を変えるとどれくらい変わるのか?
今回はSurface Book第一世代で検証しました。
このマシンが積んでいるCPUは「インテル® Core™ i5-6300U」です。少し昔のノートPC向けのちょっといいCPUですね。
グラフィックボードは積んでいないPCなので、GPUはCPU内臓の「インテル® HD グラフィックス 520」となります。
使用するアバターによっても多少負荷が変わります。今回はプリセットアバターのリルさんで検証しました。
最高品質の設定にした時
- 解像度:1280*720
- クオリティ:Ultra
- フレームレート:60fps
めちゃくちゃGPU食ってますね。
最低品質の設定にした時
- 解像度:1280*720
- クオリティ:Very Low
- フレームレート:15fps
はい。負荷がかなり低くなりました。
ちなみに15fpsだと見た目的にカクカクしてしまうので、30fpsにしてみたものがこちら
- 解像度:1280*720
- クオリティ:Very Low
- フレームレート:30fps
15fpsと比べると倍くらいに増えてますね。(当たり前ではある)
さらに解像度を下げて、できる限り負荷を下げてみました。
- 解像度:640*360
- クオリティ:Very Low
- フレームレート:15fps
多分これが一番軽いと思います。 負荷に一番直結するのはフレームレートですね~
なお、今回はフェイストラッキングは使用していません。
フェイストラッキングを使用するとCPU負荷が上がりますのでご注意ください。
PCゲームの場合、ゲーム側の負荷を下げることも大切
PCゲームはそれだけでPCへの負荷がかなり大きいため、VDRAWを同時に起動するとそれはもうすごい負荷になります。
PCゲーム側の設定で解像度やクオリティの設定を少し下げてみるとVDRAWもそれなりに安定して動かすことができます。
特に解像度はフルHD(1920x1080)をHD(1280x720)にするだけで負荷は大きく減ります。